2012年11月10日(土)東京で第5回NPO法人依存学推進協議会シンポジウム「ギャンブルに社会はどのように向き合うか~世界のいまと日本のこれから~」が開催され、当学会から佐々木理事が第1部の基調講演に、谷岡会長が第2部のシンポジウムに登壇されました。多数の学会員にも参加いただき、聴衆は151名の盛況となりました。
このシンポジウムでは、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ社 社長兼最高責任者であるジョージ・タナシジェビッチ氏が基調講演を行いました。タナシジェビッチ氏は、MICE(ビジネス研修やミーティング、国際会議やイベント)による訪問客を中心にした同社の統合型リゾートについて紹介し、その中でカジノ社会問題にも触れて、これらを未然に防ぐための責任あるゲーミングに関する同社の取り組みにも言及されました。参加者にとって日本のカジノ構想の具体像を考えるにあたり、たいへん興味深い内容でした。